あいかわ@ぶちうver.箱きりん
(AwAlovesButiu)
おたくでテレビ好きでゲーム好き。
ゲームメーター→http://gamemeter.net/u/6487
評価は10点満点基本の減点式で付けてます。
6
プレイ時間:2周クリア
無双系3Dアクション。というのが表向きで、実態はもはやお塩ゲーと言っても過言ではないほど押尾学大先生のイメージのみで語られてしまう、実に不幸なゲーム。
ゲーム自体はそれほど悪くなく、ボタン連打で大量に湧く敵をバッシバシになぎ倒す爽快アクションです。ただレギオンを出すとダッシュができなくなってしまうので、レギオンを育てはするけど結局生身で戦うのが一番爽快感あったり。
敵デザインやステージなどビジュアルの作り込みはさすがカプコン。
ストーリーは何だこれと声に出すほど大味です。展開飛びすぎ、言葉足りなすぎ、プレイヤー置いてきぼりすぎ。
棒読みしかいない声優陣が意味不明なお話に華を添えます。個人的にりょうさんは好きなんですけどこれは酷い。
CGだけならまぁ綺麗かな……と思っていても、ドラクロワのスーツがパジャマズボンみたいな質感になってたりして結局アチャー
ムービーはスキップ推奨、もしくはその変な味を愛せる人向けです。
英語吹き替え版を選択できるのは制作陣からプレイヤーへのせめてもの気遣いだったのかもしれません。クリア後特典だけど。
操作は非常に簡単です。「アクションなんてマリオぐらいしかやった事ないよ」というレベルなら十分です。レギオンを育てればその内二段ジャンプもできるようになるので、そうなればさらに簡単に進めるでしょう。
よく言えばお手軽、サクサク。2周目以降に使えるキャラのアーシアならさらにサクサク。4時間もあればクリアできます。ていうかアーシア強い。
2周目と言えば、クリア特典には押尾先生の主題歌レコーディング映像が。エンディングは押尾先生の歌フルコーラス聴かされるし、塩山盛り。
かなりお手軽……というか、何というか、なゲームなので暇つぶしやネタにはなるかと。
8
プレイ時間:200時間超
DS初のポケモンシリーズ。DSの通信機能により、世界が一気に広がりました。
通信交換のハードルがなくなったのはもちろん、Wi-Fiによるインターネットを使った対戦や交換ができるようになったのは非常に大きい。
まさしくDSの通信機能はポケモンのために作られたんじゃないのかと思うぐらいに相性抜群。
フランスの人とWi-Fiでポケモン交換できた時はちょっと感動しました。
その代わりタッチペンとの相性はそれほど良くなく、タッチ機能の有用性があまり感じられなかったです。
かと言って十字キーだけで操作できる訳でもなく、ポケッチの機能を使うにはタッチ必須だし、戦闘中も十字キーだと余計にボタン押さなきゃいけないし……
ポケッチは仕方ないにしても、十字キーの操作性自体はもうちょっと考えてほしかったところです。
ストーリーはいつもどおり、個性的(主に髪型が)なジムリーダーたちやゆるい下っ端と電波な幹部の悪の組織とのバトルなど、お約束をしっかり踏襲。しかし今回の幹部連中は電波度が過ぎる気はしますがw
今回テキストなどの悪ノリが若干多く見られます。峠のメイド喫茶とかきんのたまおじさんとか。ピカチュウに「ブジューウ! ブジューウ!」て言わすとか、アニメスタッフと何か確執でもあったのかとw
男主人公、女主人公、ライバルの三人が同時に登場して御三家を分ける演出はいいですね。シンオウ図鑑だけならストーリークリアで埋まるのも◎。
登場ポケモンは少しタイプが偏りすぎてる気がしました。前作のルビサファの温かい気候から一気に北国の岩と雪の世界になってマップに華がなくなってるだけに、もっといろんなタイプが出てきてほしかった。
みずポケモンは大抵じめんも持ってるし、野生のほのおタイプがポニータしかいないのはちょっと……。
地下での化石掘りは大いに遊びました! ハマッた!
なんかもう化石やタマではなく化石掘り自体が目的になるという本末転倒な事態に陥りましたけど。それぐらい楽しかった。
多分プレイ時間の1/3ぐらいは化石掘りの時間です。
9
プレイ時間:10周ぐらい
超良作。シリーズファンには方向転換が賛否両論を呼んだようですが、シリーズ未プレイの自分にとってこのゲームは神ゲーです。
アクション要素のあるフィールド移動とエンカウント、やや複雑な操作の戦闘、とクセがかなり強いのが難点ですが、理解できれば猛烈に楽しいです。
うまにくに群がった邪公どもをニーナの魔法で一網打尽なんて、こんなに楽しい事はない。
そしてゲーム本編中の緊張感が半端ないです。
暗く重苦しい地下世界、歩き回るだけで上がっていくDカウンター、天井や死角に潜み襲い掛かってくる敵シンボル。
殺伐とした世界の中で、ニーナの無垢さとだんだん打ち解けていくリュウとリンの関係は心の拠り所です。
そしてそんな緊張感とは全く無縁のゆるゆるムードな共同体、たまにクレイジーなネーミングセンス(どう見ても幼虫系の敵の名前がハオチーだったりする)など、緩急の緩が不意に現れるところも魅力のひとつ。
戦闘も普通のRPGとはかなりかけ離れていて、位置取りが重要だったり、魔法陣などの罠系攻撃、ノックバック、範囲攻撃、それにほぼ無敵になれる代わりにDカウンター(タイムリミットのようなもの)を消費するDダイブなど、計算しながら戦わなければいけない部分が奥深い。
スキルを武器防具にセットしていろいろ持ち替えられ、場面場面で武器を使い分けるなんて事もできます。
何より魅力的なのはストーリー。とにかくニーナに空を見せてあげたくなります。
一生懸命にニーナを守り、世界のすべてを壊してでも空を目指すリュウの意志は、プレイヤーの想いときっと重なるはず。
エンディングは、散々苦労してたどり着いた努力に見合うだけのものです。必見。
周回してD値を上げていくごとに明らかになる背景が、登場するキャラクターへの想いを深めてくれます。
ただ、パッケージにデカデカと付いてる黄色い三角形のとおり、痛い描写バンバンの血ビッシャビシャなムービーなので、グロ耐性ゼロの方にはお勧めできません。
それさえなければみんなに勧めて回るのに……!!
9
プレイ時間:2周クリア、アルメセラ50年
4×3のマス目に7人の団員を配置し、それを一列ずつローテーションさせて敵と戦う非常に個性的なSRPG。
いやこのローテーションバトル、もの凄く面白い!
戦闘に関わる敵のパラメータは戦闘前にすべて明らかにされてるのに、それでも10分ぐらいああでもないこうでもないと唸りながら試行錯誤するのが楽しいの何の。
『モールモースの騎兵隊』とクリア後に遊べる『アルメセラ年代記』の2つのモードがありますが、モールモースの方ははっきり言ってアルメセラのためのチュートリアルです。ローテーションバトルの真骨頂は、団員を入れ替えつつ1000年間戦い続けるアルメセラにあります。
かと言ってモールモース編が手抜きなのかと言うと、そんな事は全くありません。
チェコの人形劇を参考にしたという、メルヘンチックでどこか不気味なキャラ造形や背景画。勇気と希望と、ほんの少しの不安を含んだストーリー。
それらを絵本の朗読のように読み進めていく優しいナレーション。
世界観の統一感や細部までの作り込みは素晴らしく、10時間程度の短いモードですが、ゲームそのものがとても愛おしくなります。
ちなみにナレーションはあのピチカート・ファイヴの野宮真貴さん。作りすぎていない自然な朗読で、歌手なだけあって素敵な声です。
アルメセラ年代記は、はっきり言ってドM向け。生半可な気持ちで挑むと、高レベルのゾドコルとグリュパンにポッキリ心を折られます。
SRPG好きならきっとこのゲームも好きでしょう。
8
プレイ時間:ストーリー2周、クロニクル4周
『セブン』のシステムと世界観を引き継いだ続編。
前作はやってなくても十分楽しめますが、プレイ済みだとニヤリとできる小ネタがそこかしこにあります。
セブンのアルメセラ戦記を発展させたようなシステムで、今回は100年に渡って騎士団を運営していく事になります。
新たに加わった人間関係の要素は戦闘の配置と密接に関わっているため、前作よりさらに頭を悩ませる原因になってます。
だからこそ、ベストな配置で強敵を倒せた時の快感は格別。思わずガッツポーズのひとつも出ます。
そして私の大好きな遠征。今回はマップの最大値がかなり広いので、拠点で全体マップを見ながら遠征計画を立てるのがとても楽しい。
人間関係の成立には拠点へ帰還する事が条件となるので、帰還のタイミングもまた重要な要素になっていて悩む悩む。
この辺りはSRPG好きな人にお勧めの要素です。ただ、詰みやすいので複数セーブ推奨。
運ゲーだと思われがちなのですが、コツさえ掴めば滅多な事ではゲームオーバーにはなりません。
また、セブンの時は絵本や人形劇のようなかわいらしさで統一されていたアートワークが、今作では一新してスケール感を前面に押し出しています。
セブンの感じも好きでしたが、今作の美術のクオリティは素晴らしいです。背景絵の隅々、ムービーの一秒一秒まで一見の価値あり。
音楽の美しさ、壮大さもゲーム音楽史に残ってもおかしくないレベルです。テーマ曲である"Waltz for Ariah"は必聴。
ストーリーは細かい演出でやや引っかかるところがあるのが惜しい。とは言え、受け継がれていく想いや生きる意味、人と繋がる意味を訴える壮大なファンタジーです。
システムをとにかく楽しみたいという人は、第二のモードであるクロニクルモードで100年間をたっぷり戦いましょう。
アルメセラほど鬼ではないので、セブンの時に挫折した人も是非。
ソフトリセット、一枚絵(ムービー)ギャラリー、サウンドルームのどれかがあればもっと良かったのになぁ。
このゲームの音楽と美術はもっと売りに使っていいと思うのですが。
おいでよ どうぶつの森
任天堂
9
プレイ時間:1年半ぐらい
合言葉はスローライフ。2頭身のどうぶつたちと村で暮らすゆるゆるまったりゲーム。
住人たちとお話をするも良し、村いっぱいにお花を育てるも良し、家具収集に命を懸けるも良し、服飾デザインの鬼になるも良し。何をしてもいいゲームです。
私はこれが森の生活初体験だったのですが、見事にハマりました。
どうぶつたちのゆるい会話は癒し効果たっぷりで、任天堂らしい小ネタと毒もふんだんに盛り込まれてて、子供より大人の方が隅々まで楽しめるゲーム。
私はあいさつと変な語尾を流行らせるのに全力を挙げ、住人それぞれのディープでカオスな会話を楽しみ、花粉の季節に村中の針葉樹を切り倒してバーチャルで恨みを晴らしたりしていました。
どんな風にも遊べるので誰にでもお勧めできるだろうと思っていたら、とある友人(自称クリアラー)が「何していいのか分からない」とすぐに止めてしまったのを見て、向かない人もいるんだ……と学びました。
明確な目的がないカジュアルゲームですが、意外にディープなゲーマーほどハマるかもしれません。
7
プレイ時間:裏ボス撃破
世界樹の迷宮を手掛けた新納一哉ディレクターによるRPG。
毒花フロワロと無数のドラゴンによって滅びゆく世界を救え!という、古き良き古典を蘇らせたような作品。
かわいらしいキャラクターに合わせるように、インターフェイスのデザインが女性的でポップな感じになっています。
その見た目とは裏腹に、山盛りのFOE……じゃなくてドラゴンたちにジャンジャン襲われてヒーヒー泣かされます。
また、戦闘のスピードがえらい速い。サクサクなんてもんじゃないぐらいの病み付きになるスピードで、雑魚戦も快適です。
このスピード感は他のRPGも是非見習っていただきたい!
非常に世界樹に似通っている(おそらく狙いだとは思う)ので、どうしても世界樹と比較してしまいます。
そして世界樹と比べてしまうと、スキル周りがこちらの方が若干洗練されてない印象を受けます(後から作ったのに何故……)
また、進めても進めても苦しみ続ける世界樹に比べて、本作は中盤までは確かに苦戦を強いられ猛烈に楽しいのですが、後半急に敵の強さがトーンダウンして戦闘の作業感が増してきます。
中盤までのあのギリギリ感をそのまま保ってくれていれば……と思うと惜しくてなりません。
自分である程度縛りを加えるとやっぱり面白いので、素材自体はとても良いんだと思います。
裏ダンジョンは非常に歯ごたえのある作りでした。
あと残念なのはフロワロの存在。
ほっとくと増える、ダメージ食らう、物価が上がる。この程度だとあんまり世界が滅ぶという緊張感に繋がらず、ただ鬱陶しいだけでした。
既にフロワロに沈められた街もありましたが、あれはドラクエ3のテドンと同じようなもので、やはり今ある街がドラゴンの巣に変わるぐらいの事はやってもらえると嬉しかったなぁ……と思います。
ストーリーは割と好きなんですけどね……。
ラスボスが最後まで憎むべき敵であったのが好印象。
救急救命 カドゥケウス 2
アトラス
9
プレイ時間:ノーマルモードクリア済
1作目でマゾさと熱さを振りまいたシリーズが、DSに帰ってきた。
3年後の設定で、今回は海外の舞台からスタートします。もちろん1作目(DS版、以下前作)メインキャラも総出演。
手術器具の動作が改良されていて、とても使いやすくなっています。何より嬉しいのは、前作にあった術野の上部がタッチに反応しないバグが改善されている事!
この二つにより、手術のしやすさは格段に向上しています。
そして、前作にはなかった難易度選択が登場。イージーモードの登場により、他の人にも勧めやすくなりました! もうこれだけで涙出るほど嬉しい……
かと言ってステージの難易度自体は下がるどころか、むしろ新しく追加された症状は理不尽なほど難しいです。
一部絶対的な攻略法がある症状もないことにはないですが、カルテのマゾさはシリーズファンにはたまらない難易度になってます。
それでも物足りないあなたには、地獄のハードモードがトリーティを従えて微笑む事でしょう。
ストーリーはやや引っかかる部分がありつつも、前作同様今の医療が抱える問題や命題をはらんだ深い主題。今回はある程度内面に踏み込む患者もいるものの、基本的には前作と同じく患者との交流はあっさり目です。
そして音楽は前作に比べ抜群に良くなっています。ヘッドホン推奨。
特にラストステージは、術野の変化と音楽がリンクしていて最高に熱いです。
DSの機能をフルに生かした名作。
超執刀 カドゥケウス
アトラス
8
プレイ時間:クリア済、exカルテ未クリア
ストーリー、難度、システム、どれを取っても熱い!!
外科医となって手術をガンガンこなしていくゲーム。
アクションとタッチペンの相性はここまでいいものかと思いました。熱いっ!!!
まだ序盤なのに泣きたくなるような難易度の動脈瘤手術から、術野を動きまくる病原体(生体兵器に近い)を取り除く手術から、挙句の果てには10分で5人を執刀しろと、次から次へと無理難題が押し寄せてきます。
が、それだけにステージクリアした時の快感は格別。ついでに自分の腕が上達していく様が手に取るように分かります。
アクション苦手な自分でも、ガッツリハマりました。
内容自体はSFであってハッタリや超設定満載なので、リアルな医療シミュレーションを想像してると肩透かしを食らうかも。
あと患者との交流よりも、とにかく病気や怪我から患者を救うんだ俺!というノリなので、熱いは熱いんですが治った患者へのフォローがなかったりして若干物足りない。
そしてとにかくマゾい。何度ゲームオーバーの憂き目に会っても再チャレンジできるマゾゲーマー向けです。
手術モノってところで引いてしまう人はいるかと思いますが、傷口や内臓の描写はかなりソフト(血はどうしてもビッシャビシャですが)なので、食わず嫌いせずにプレイしてもらいたい作品です。
マゾいですが。
ドラゴンクエスト9(DRAGON QUEST IX) 星空の守り人
スクウェア・エニックス
8
プレイ時間:ボス撃破、クエスト3/4ほど消化
DSで出すにあたってシステム的にもキャラクター的にもかなりの冒険をしてますが、きちんとドラクエのカラーに収まってます。
最初は誰もが不安を抱いたであろう主人公の天使設定やギャル妖精のサンディも、不思議と気にならなくなります。ていうかサンディかわいいよサンディ
ストーリーはドラクエっぽくないなぁと感じる事も多々ありました。ラスボスも、今までのような純粋な魔王とは違った存在。近いのはデスピサロ?
ドラクエと言うと、個人的にはレベル上げと切っても切り離せない(特に後半)イメージがあるのですが、今作はクエストがあるため、ストーリーとクエストクリアを並行してやっていると自然とレベルが上がってとてもスムーズに攻略を進められました。
クエスト自体にもいろんなバリエーションがあり、何度も受けられるものがあったり、配信クエストがあったりで楽しかったです。
クリア後に受けられるクエストもあるし、宝の地図もあるし、半永久的に遊んでいられるゲーム。
「もういいや」と思っても、しばらくするとまたやりたくなってくる。やり込みが好きな人にはお勧め。
もちろん冒頭でも言ったとおりちゃんとドラクエに落とし込まれているので、やり込み興味ない人や、初心者はもちろん旧来のファンでも楽しめます。
ちなみにWi-Fiショッピングが利用できると中毒性は跳ね上がりますので要注意。
あいかわ@ぶちうver.箱きりん
(AwAlovesButiu)
おたくでテレビ好きでゲーム好き。
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評価は10点満点基本の減点式で付けてます。
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-2点の内1点は若干インターフェースに不便さがある事(ゲシュタルトボードが拠点とマップ上でしか確認できないなど)とロードが少々長い事、字幕とナレーションのズレ(狙いだったそうですが、やっぱり気になる)など、細かい部分を総合して。
もう1点はジークのハッタリっぷりです…… それだけで1点引きたくなるぐらい、あいつにはがっかりさせられた。
セブンに続いて2度も騙されて利用されてしまってるところ、生き残ってそれを悔いるところはまだ納得できます。が、戦えない……というか、泣きべそかいて逃げてそのまま退場というのはどうしてもいかがなものかと思ってしまいます。
せめて戦えずとも、レムの塔の最上階でディーに敗れて息絶え絶えとか、そんなんであればまだ溜飲下がったものを……
ジーク(ウルザーク)という人間を考えるとそうなってしまう事も分かるのですが、やっぱりどうにかかっこいい退場の仕方をしてくれても良かったんじゃないか、と思いました。