PS2 ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター

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    プレイ時間:10周ぐらい

    超良作。シリーズファンには方向転換が賛否両論を呼んだようですが、シリーズ未プレイの自分にとってこのゲームは神ゲーです。

    アクション要素のあるフィールド移動とエンカウント、やや複雑な操作の戦闘、とクセがかなり強いのが難点ですが、理解できれば猛烈に楽しいです。
    うまにくに群がった邪公どもをニーナの魔法で一網打尽なんて、こんなに楽しい事はない。

    そしてゲーム本編中の緊張感が半端ないです。
    暗く重苦しい地下世界、歩き回るだけで上がっていくDカウンター、天井や死角に潜み襲い掛かってくる敵シンボル。
    殺伐とした世界の中で、ニーナの無垢さとだんだん打ち解けていくリュウとリンの関係は心の拠り所です。
    そしてそんな緊張感とは全く無縁のゆるゆるムードな共同体、たまにクレイジーなネーミングセンス(どう見ても幼虫系の敵の名前がハオチーだったりする)など、緩急の緩が不意に現れるところも魅力のひとつ。

    戦闘も普通のRPGとはかなりかけ離れていて、位置取りが重要だったり、魔法陣などの罠系攻撃、ノックバック、範囲攻撃、それにほぼ無敵になれる代わりにDカウンター(タイムリミットのようなもの)を消費するDダイブなど、計算しながら戦わなければいけない部分が奥深い。
    スキルを武器防具にセットしていろいろ持ち替えられ、場面場面で武器を使い分けるなんて事もできます。

    何より魅力的なのはストーリー。とにかくニーナに空を見せてあげたくなります。
    一生懸命にニーナを守り、世界のすべてを壊してでも空を目指すリュウの意志は、プレイヤーの想いときっと重なるはず。
    エンディングは、散々苦労してたどり着いた努力に見合うだけのものです。必見。
    周回してD値を上げていくごとに明らかになる背景が、登場するキャラクターへの想いを深めてくれます。

    ただ、パッケージにデカデカと付いてる黄色い三角形のとおり、痛い描写バンバンの血ビッシャビシャなムービーなので、グロ耐性ゼロの方にはお勧めできません。
    それさえなければみんなに勧めて回るのに……!!

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