「歓　蔵」のPSP「ダンボール戦機」へのレビュー

プレイ時間：クリア後もプレイ中。

レベルファイブがアニメ・マンガ・プラモデルと数々のクロスメディアでアピールしてきた作品。
本来はアニメ開始と同時に発売のはずが色んな理由が重なりやっとこ発売。

作品はCMでも豪語している「プラモクラフトRPG」。
何種類ものプラモデル(LBX)のパーツを組み合わせ、核となるコアパーツをうまく埋めていき、そして武器の組み合わせも戦略となる恐るべき戦略の幅!!
これによる対戦の盛り上がりも勿論ですが、僕が本作で魅力に感じたのはストーリーです!!

怒涛の展開、新たなる敵、新たなるプラモ(LBX)、衝撃の真実、とにかく目が離せないというよりも、典型的ながら熱い内容が待っています。
僕はこのストーリーに小学生時代読んだコロコロコミックの漫画を思い出しました(特にミニ四駆の某爆走兄弟)
新しい機体が出る度に燃えて、新たな強敵には足止めされ悶々し、あの時読んでたコロコロの世界に再び浸っている気分でした。

(完全に自分の世界になってしまいましたのでゲームのレビューに戻りますw)
後、プラットフォームは違えどそのクオリティは変わらず、途中に入るアニメーションもやっぱりいい。
現在3DSで展開している「レイトン教授」シリーズでもそうなんですが、ゲーム面以外でのこだわりもレベルファイブらしさを感じます。
絵のタッチが微妙にアニメ版と違いますがそれでも綺麗なこと。

そして本作の中心となるLBXでのバトル。
シンプルでルールも分かりやすいんですがこれがまた妙に奥が深い。
ステージの構造や武器のバリエーション、そしてプレイヤーそれぞれの戦法で狭い世界で色んな戦いが出来ます。
足止めになれば特訓してLBXを強化してパーツを変えてととにかく準備段階まで楽しく出来ます♪

本作で自分が気になった(改善して欲しかった)のはこのバトルにおいて2つ。
まず、バトル中イベントでの会話がスキップできないこと。
時々ゲームオーバーになって何度も同じイベントを見るときは出来れば省けるようにしてほしかった(しかし中にはポーズ→スキップ出来る場面もありました)
後、このイベント後のバトル再開時。
ロードが終わったと思いきや急に始まるので、焦りますねw
なので出来れば「バトルを再開します。準備は宜しいですか?」など一言あれば親切だしやりやすかったのに・・・　と思います。

とりあえず自分はEDに達しただけですが、やりこみ要素はかなりあります。
LBXのコレクションに1年間配信されるダウンロードコンテンツ。
ストーリーに沿って遊ぶだけでもすごく楽しませてもらったのに、これほど色々あるとやっぱりすごいとしか思えません!!

とにかく、オススメの作品です。