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XboxOne CHAOS;CHILD (カオスチャイルド)

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    プレイ時間:知らない

    科学ADVシリーズ最新作、XBOX ONEで登場。
    なんでこのハードなんだよという文句はありますが、この作品のために箱1買いました。
    これで面白くなかったら本気でおこだっただろう。

    感じとしては『CHAOS;HEAD』の続編とも言い難い。リメイクでもない。カオヘの設定を土台に成り立っているのは間違いないが、新作(過去作と関連がないという意味で)と言ってもいいのではないだろうか。
    そんなわけでカオヘ未プレイでも問題ないと思う。プレイ済みのほうがベターだろうが。
    あと科学ADVシリーズの中でCHAOS;HEAD/CHILDはグロいので注意。

    肝心のシナリオ。
    まずCHAOS;HEAD/CHILDは超能力を扱った物語である。
    カオヘでは連続殺人事件に巻き込まれるのを起点にストーリーが展開していくが、結局は「超能力なので何でもアリ」という内容で、ミステリーというよりもバトルモノの様相を呈していた。
    そこで、同様に殺人事件が起きるCHILDでも、まじめに推理をしても肩透かしをくらうだけなのでは、と私はプレイ前に危惧していた。
    だが、そんなことはなかった。
    CHILDでは超能力に制限を加えたり、細かく伏線を張ったりすることで、超能力の存在を認めた上で推理することが可能になっていた。例えば、1人1能力の制限があるから、事件の状況から犯人の能力を推理する、とか。
    いくつも事件が起きるが、その都度主人公が事件の整理・推理をプレイヤーと一緒に行ってくれるため、流れをつかみやすいのも良かった。
    あと、主人公とヒロインの確執とか、主人公が学校で浮いてることとか、そういう問題をうだうだ引っ張らずに序盤で展開させてたのは好印象。全編通して、物語が止まってしまって退屈なんてことはなく、着実に進んでいるという印象を与えてくれていた。
    また、シナリオの方向性が今までのシリーズとはかなり違っていた。
    今まではヒーローが世界を救うという爽快さが出ていたが、CHAOS;CHILDは悲しみや切なさが前面に押し出されたシナリオとなっていた。ミステリーらしさが増したこと、非常にショッキングな展開が多いことから、シリーズで最もネタバレを回避したほうがいいゲームだと思われる。
    神ゲーと名高いSteins;Gateだが、その方向性からCHAOS;CHILDのほうが好きだという人がいてもおかしくないと思う。

    総評。
    嵐のようなシナリオにするという製作者のコメントに偽りはなく、過激で予想できない展開は序盤からクリアまで飽きずにプレイさせてくれる。
    それでいて伏線は非常に多く潜んでおり、後になって意味に気付くことも多々ある。
    そしてプレイヤーの心を容赦なく抉りにくるシナリオは高評価。
    名作です。


    以下どうでもいい不満点。
    妄想トリガーがエロくない。いや、そもそもCGにパンチラが無いというのはどういうことなのか。カオヘでは脱ぎまくってたしもっとエロかったやん。徹底的に下着を映さないスタイルにはいっそ笑いが込み上げてくるね。
    シナリオの文章の誤字脱字の多さ。たまに気が散る。あと唐突にサードメルトという謎の単語が飛び出す。
    実績解除の挙動が変とか、レジューム機能をいかせてないとか、箱1に適応してないようなところがちらほら。
    シナリオの評価には影響しないからどうでもいいけど、プレイしてて気になるのは事実なので修正してほしいなあ。

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